スタグフレーションや移民問題

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スタグフレーションとは

・インフレと景気後退が同時に起こる状況のこと

・材料費やエネルギーコストが上昇するせいで企業が値上げせざるを得ない状況

スタグフレーションに強いセクター

①エネルギー(XOMやCVX)

・原油や天然ガスの価格上昇で増益する

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②生活必需品(P&Gやコカ・コーラ)

・不況でも食料品は消費され続ける

・価格転嫁がしやすいブランド力のある企業が特に有利

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③電力会社や公益インフラ事業(東京電力やデュークエナジー)

・電気やガスや水道は不況でも生活に必要

△景気後退では電力需要が減少するので業績悪化

△エネルギーコストが上昇すれば日本の電力会社は燃料輸入依存なので業績悪化

△金利上昇に弱い

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④貴金属関連(住友金属鉱山)

・インフレヘッジ資産

移民問題

・現在の移民問題は「気候変動」だけでなく「紛争や内戦が多くの国で起こっていること」が原因

・1945~1991年の冷戦時代はアメリカとソ連という大国が各国の後ろ盾として機能していたが、ソ連崩壊に伴い、東欧・中東・アフリカの多くの国に後ろ盾がなくなった

・アメリカはトランプ政権となり「世界の警察」として介入し続けることがなくなり、世界が無秩序化している

・その結果、ソマリア・スーダン・アフガニスタン・ミャンマーなどで民族対立や宗教対立や地域紛争が噴出した

電力について

・AIが今後ますます普及するので電力需要が増えるはず

・スタグフレーション(物価高+成長鈍化)により電気代が上がるが、電力需要が落ちるはず

→ 電力需要はどうなるかわからないが、どちらにしても電力を効率的に作る企業は株価上昇する

①再生可能エネルギーの効率化(海外:Nextera EnergyやOrsted、日本:レノバ)

②スマートグリッドによる電力の最適分配(海外:SiemensやSchneiderElectric、日本:日立製作所や富士電機)

③蓄電池(海外:TeslaやBYD、日本:パナソニックや村田製作所)

④省エネAI・半導体(海外:NvidiaやAMD、日本:ソニーやルネサス)

⑤家庭での太陽光発電&蓄電池(海外:EnphaseやSolarEdge、日本:京セラやシャープ)

⑥データセンター向けの電力ケーブル(海外:Corning、日本:住友電気工業5802、フジクラ)

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