食料品セクター

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株価下落の理由(ヤクルトや日清食品)

ヤクルトや日清食品は海外売り上げの割合が大きい(ヤクルト45%、日清40%)

ヤクルトは中国、日清はアメリカ

2022年のコロナで食糧需要増加

→ ヤクルトや日清はプレミアム商品を打ち出して爆売れ(ヤクルト1000などの高級商品)

→ 株価上昇

→ コロナによる景気悪化が2025年まで続いた

→ 消費者の財布の紐がキツくなった

→ プレミアム商品は真っ先に買われなくなった

→ 2022年以降、売り上げは右肩上がりなのに株価右肩下がり

東洋水産や味の素は株価右肩上がり

東洋水産や味の素はコロナ禍でも安い商品を売り続けた

→ コロナ後の景気悪化でも売り上げが下がらなかった

→ 逆に景気悪化で安い商品を買う消費者が増えたので売り上げ上昇

→ 株価右肩上がり

過去5年間の流れ

・円安で輸入材料のコストが上昇し利益圧迫(食料品セクターは価格転嫁しづらい)

・少子高齢化で購入者が少なくなってきたので、市場拡大するためには、海外事業へ注力することが重要

・フードロスにリソースを割く企業が増えてきた(吉野家は端材の玉ねぎを粉末状にして飼料・肥料に活用 / フジオイルは豆澱粉加工時の繊維残渣(豆ファイバー)を「飲料用安定剤」として活用)

2025年年末にヤクルトや日清を購入すべきか

・日清やヤクルトやキッコーマンなどの株価は右肩下がりだが、業績は5年間増収増益なので、いくら海外事業の売り上げが悪くても、株価が反発して上昇する局面がくると思う(今右肩下がりなのはプレミアム商品の売れ行きが悪いという1点のみ)

・問題はそれがいつか → チャートで底を撃ったとき(あとは、国内の利上げが始まって円高になり、海外投資家の資金が日本に流れて、バブル崩壊懸念からディフェンシブ銘柄に資金が集中したとき)

・海外事業の売り上げ悪化は株価に織り込まれていると見るべき(それに、海外事業割合の大きい企業は輸入・輸出どちらも行うので、円高になろうが円安になろうが業績はあまり変わらない気がする)

・なので問題は日本国内での売り上げ

・高市総裁は減税や賃金上昇を目指しており、物価も賃金も上昇すると思う(賃金が上昇するのは一流企業の社員だけな気もする)

・物価だけ上昇して賃金が上がらない(スタグフレーション)なら、財布の紐はキツくなるので、株価は伸びにくい

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