メーター検査

メーター機とは

お客様を乗せてタクシーが進んだ走行距離や料金を測定する機械のことです。

タクシーには必ずメーター機が付いており、迎車料金や障害者割引なども反映されるようになっています。

メーター機の使い方

実車ボタン:自動的に運賃計算が開始され、初乗り運賃が表示されます

支払ボタン→合計ボタン:目的に到着したらこの順に押して運賃を支払います

空車ボタン:空車ボタンを押すと運賃表示がリセットされます

発行ボタンと合計ボタンの同時押し?:納金指示書が出てきます

メーター機が測定する主なデータ

メーター検査の法律義務

法律により、タクシーは年に1度メーター機が正しく機能しているか検査しなければいけません。

秋山計装から2週間前にFAXが送られてきて、そこに車番と日時が記載されています。

検査を受ける前に

・空気圧の確認

・牽引フックが車内にあるか確認(FF車の場合のみ)

※プリウスとジャパンタクシーはFF車であり、クラウンはFR車です

(※ジャパンタクシーは車内後部に牽引フックが入っているはず)

出発する前に

・ETCカード(ETCに乗る場合)

・LPガスカード(ガソリンが足りない場合に備えて)(宇田川藤代LPガスセンターは取手市谷中744-1)

・ブレーキペダルを押しながら左足のレバーを踏んでから、PをDにして発進します

・空車→回送 にするのをわすれないように

・メーター機の操作は「行き」は必要ありません

空気圧の確認

①まず、下の鉄パイブみたいやつの緑じゃない端っこでタイヤの皮を剥がします

②タイヤの黒い小さなゴムを外します

③運転席のドアを開けるとドア部分に「空気圧の適正量(2.2となっているはず)」が書いてあるので確認します

③黒いゴムのやつで空気圧をチェックします。目盛りが2.2以上あればOKです

④足りない場合はコンプレッサーの電源をつけます(黒いレバーを上まで上げます)

⑤空気の元栓を開きます

⑥コンプレッサーのチューブをタイヤにくっつけて空気を入れます

⑦空気を入れ終わったら元栓を閉めて、電源を落とします

⑧外したタイヤの皮は裏面に「チューブのマーク」がついていて、これを黒いチューブのところに合わせてはめます

車の駆動方式(FF車)

FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車の前方(ボンネット)にエンジンやトランスミッション、デフなどの主要部品が全て配置されています

エンジンルームの中でエンジンとトランスミッション、デフなどの駆動系メカニズムが完結しているので、コンパクトなパッケージングが可能であり、コンパクトカーなどで採用されています

アクセルを踏んだときに前輪が動くのがFF車らしいです

車の駆動方式(FF車)

一方、FR(フロントエンジン・リアドライブ)車も車の前方にエンジンが搭載されていますが、トランスミッションは運転席と助手席の間、など、エンジン以外の駆動部品がボンネットに配置されていません

これにより車内スペースが圧迫されます

ハンドル操作を前輪、駆動は後輪と前後に役割を振り分けています

 

検査場所

土浦産業技術専門学院のグランド側裏門

(茨城県土浦市中村西根番外50)

※中に入ると京成のタクシーなどが並んでいるので後ろに並んで待ちます

検査料金

1台4000円程度

検査に必要な書類

車検証バックの中に一緒に「検査済み証」というオレンジ色の紙が入っていてそれ1枚が必要なだけです

過去の検査から1年以内かどうか確かめるために必要です

秋山計装

電話番号 029-841-3551

FAX 029-841-4465

検査を受けた後

返ってきたら「合計ボタン」と「発行ボタン」を同時押しして納金指示書を出します

※領収書が出てくる場合は、回送のやつを「支払」から「空車」に変えたあとでもう一度同時押ししてください

※1568でないやつは「合計」と「支払い」の同時押しらしいです…

メーター検査をすると納金指示書の数字が少しずれます

それを日報に書きます。次の日の日報も書きます

【補足】最新のメーター機について

最新のメーター機は自動で乗務記録がパソコンのソフトに表示されるようになっています。

クルマの中には電子部品が色々入っており、「CAN通信」という通信規格で走行距離などを記録しています。

記録されたデータはメーカーのサーバーに保存され、それが会社のパソコンに乗務記録の形で出力されています。

もしくはタクシーのメーター機にSDカードを差し込んでデータを保存し、SDカードを事務所リーダー(会社パソコン)に入れると、解析ソフトを通じて乗務記録の形で表示されます。

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