円高と日銀政策
景気が悪いと金利が下がる
景気が悪いと人々がお金を使いたがらないので、日銀が金利を下げます
金利が下がると、お金を借りやすくなるので、市場にお金が出回って、経済活動が活発化できます
YCC(イールドカーブ・コントロール)(2016年9月)
中央銀行が長期金利のものを一定水準に抑えるようコントロールする政策
量的緩和
中央銀行(日銀)が国債を大量に買い入れて、地方銀行に現金を大量に流します
地方銀行は現金を大量に持っているので、企業や個人に安く貸し出せます
結果的に市場にお金が沢山でまわり、景気回復を図ることができます
YCCや量的緩和をすると銀行は儲からない
銀行は預金などで低利の資金を調達し、それを企業や個人に高金利で貸し出すことで収益を得ています
YCCや量的緩和によって長期金利のものが少なくなると、地方銀行は高金利で長期的に貸し出せなくなるので、設けづらくなります
預金による金利も既にゼロに近いので、これ以上下げられません
YCCや量的緩和が撤廃されれば「円高」になる
海外勢はYCCや量的緩和は続かないと踏んでいました
2022年12月と2023年7月、10月に日銀会合で日銀総裁がYCCや量的緩和を撤廃するかのような発言をしました
これによって一時的に円高になりました
(そして2024年3月にYCCが正式に解除されました)
