半導体関連
半導体企業の株価が上がった理由
2020年にコロナがはじまり、リモートワークや外出規制がはじまりました
家用のパソコンやゲーム機などの需要が高まり供給が追いつかなくなったので半導体の価格が高騰しました
コロナが過ぎたのに半導体企業の株価がさがらない理由
2022年11月にChatGPTが登場しました
生成AIには半導体が必要なので、半導体関連銘柄の株価が値上がりしました
そもそも半導体とは

シリコンを原料としたもの(緑の基盤にはめ込む黒いチップ)
半導体の役割
半導体が次の3つの役割をこなします
・電気信号の増幅(音楽のアンプなど)
・電気信号のスイッチ切り替え(電気を流したり止めたりする)
・光や力を電気に変換(太陽光発電など)
電子機器で半導体を使わないものはほとんどありません
半導体のつくりかた

半導体メーカーの種類
得意分野 | |||
レーザーテック | 6920 | ③前工程(EUV露光用の塗布現像装置などの製造機器) | 2025年1月から株価維持 |
SCREENホールディングス | 7735 | ③前工程 | 2024年後半から株価維持 |
東京エレクトロン | 8035 | ③前工程(EUV露光用の塗布現像装置などの製造機器) | 2025年3月から上昇してるけど、まだ下がりそう |
KIOXIA | 285A | ④後工程 | 2025年3月から上昇 |
アドバンテスト | 6857 | ④後工程(半導体部品のテスト、測定機器) | 2025年3月から上昇しているが6月1日からいったん下がりそう |
レゾナックHD | 4004 | ④後工程 | 2025年4月から上昇 |
TOWA | 6315 | ④後工程 | 2024年後半から下落中(2025年3月は過去最高の受注高) |
アオイ電子 | 6832 | 4後工程 | |

上画像は2024年末でみた12ヶ月先予想純利益成長率であり、2025年も利益が伸びることがわかる
半導体銘柄は全体的に業績が良くなっているので、株価が下がっていたらチャンス
半導体メーカー(後工程)(日本政府からの支援アリ)
TSMC(台湾セミコンダクター) | TSM | AppleやNvidiaなどの顧客持ちの海外企業 | |
ロームROHM | 6963 | 2025年3月から上昇 | |
マイクロン | MU | DRAMチップの製造 後工程? | 2024年後半から横ばい |
ディスコ | 6146 | 後工程 | 2025年3月から上昇しているけど、2024年7月から下落トレンド |
ChatGPT
前工程よりも後工程の先端パッケージング技術が2025年は重要視されています
※先端パッケージング技術…半導体の微細化が限界に近付いているので、複数のチップを1つのパッケージにまとめたり(チップレット)、3次元実装技術が性能向上のカギとなっています
材料の加工
シリコンはケイ石という鉱物からできています
ケイ石は地球上のどこにでもあるので安価に仕入れられます

ケイ石を高温で溶かしてインゴットをつくり、切断や研磨をして平坦な板をつくります

半導体チップの作成(前工程)

ウエハースの上に絶縁体の膜をまんべんなく塗ったあと、上から設計図を焼き付けて、そのあとで設計図に不要な部分の膜をエッチング(切り取り)します
半導体関連銘柄の売上高成長率と純利益成長率


2024年はこれが織り込まれて上昇しましたが、この山が前回と同じところまでいくのかどうかで議論になっています
半導体は国策なのでトレンドが終わって一気に下がるようなものではありません。なので下がったところが狙い目です
しかし関連銘柄が全体的に上がるのではなく実需が伴う銘柄が選別されて上昇していきます(2024年末から半導体銘柄は全体的に下がっていますが、それでも株価を維持しているところに注目)
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