プリント基板

Blender

ブレッドボードとの違い

・いろいろな回路を試したい場合はブレッドボードを使う(ラズベリーパイ等)

・それらの回路をあらかじめ基盤としてプリントしたものがプリント基板

・プリント基板はブレッドボードやユニバーサル基盤よりも安価で大量に作れる

プリント基板の構造

絶縁性の板材に導電性の銅箔(厚さ1oz=3.5μ㎜)を配線してから、

表面をソルダーレジストと呼ばれる緑色の絶縁性物質で覆ったもの

プリント基板の種類

・片面基盤…コア材の片面に銅箔を貼り付けただけのもの。安い

・両面基盤…コア材の両面に銅箔を貼り付けたもの。一般的

・多層基板…コア材の両面に複数層の銅箔を貼り付け、銅箔同士をプリプレグと呼ばれる接着剤でくっつけたもの。高い。複雑な回路を持つスマートフォンに使われている

ソルダーレジスト

日本では緑が有名だが、赤色や青色、黒色もある

コア材の材料

・ガラスエポキシ基盤(FR-4)…ガラスにエポキシ樹脂を混ぜたもの。安価で難燃性・耐久性があるため、最もよく使われる

・紙フェノール基盤(FR-1)…紙にフェノール樹脂を浸透させたもの。最も安価な材質なのでとにかく低価格であることが重要な製品(100均の商品など)に使われる。難燃性や耐久性、吸水性に優れない。表面がオレンジ色。

・アルミ基板…コア材に金属(アルミ)をつかうことで、熱が金属を伝って放熱しやすくなっている。LED照明のような熱が大量に発生する製品に使われている

・フレキシブル基盤…コア材が薄くて曲げることができる。プリント基板同士を狭い隙間を介して接続したい場合に使われる。パソコンのモニターを分解すると必ずといってよいほどフレキシブル基盤が使用されている

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