LINK
BTCやETHとの違い
ブロックチェーン上で動くBTCやETHはブロックチェーンの外にある外部データにアクセスできません
なので、チェーンリンクというサードパーティのサービスを使うことでアクセスします
(※チェーンリンクによってブロックチェーンに外部のデータを提供できるだけでなく、ブロックチェーン上のデータを電子決済サービスなどの外部システムに提供することも可能です【双方向のデータ送受信】)
オラクルネットワークでの地位
ブロックチェーン同士の接続や外部データの取得はChainLink以外でも可能ですが、2025年5月時点ではLINKが圧倒的シェアを占めています
WLFIも2024年11月にチェーンリンクとの提携を発表し、ETHとLINKを使ってDeFiや仮想通貨(AAVA)の貸借サービスを計画しています
戦略的リザーブ
2025年8月7日にChainlinkは「ChainlinkReserve」という仕組みをつくりました
これは企業やDeFiアプリからの手数料をLINKトークンに自動変換して蓄積する仕組みです
この仕組みで蓄えられたLINKコインは今後数年間にわたり売却されることはないと発表されています
政府や大手金融機関が重視
・ホワイトハウスがChainlink技術を重要視していることを発表
・JPモルガンがChainlinkを通じたトークン化米国債の決済を実施
・Swiftとの連携で、伝統的な金融インフラとの橋渡しができるようになった
・2025年8月2日にはChainlink Data Streamsという、米国株やETFの価格をリアルタイムで取得できるサービスを提供開始
今後の値動き
・2025年8月時点でLINKを財務戦略に加える米国企業はない
・2025年8月時点でETF申請もなされていない
・金融機関やDeFiプロジェクト、ゲーム、RWAがChainLinkを使えば使うほど、LINKを買って保有するため、価格上昇圧力になります
・LINKはETHと同じくインフラ系なので、需要増加で価格上昇するパターンだが、ETHと違ってETFや企業保有がない分、仮想通貨全体が下落トレンドになると、ETHよりも下げ幅は大きくなる可能性が高い
過去の値動き

DeFiが台頭してきて、チェーンリンクの需要が増えたので、2020年くらいから急騰しました
2021年にコロナが落ち着いてくると、政府の利上げ政策により仮想通貨市場全体に冬の時代がきました
そのため、LINK自体にネガティブな出来事はありませんでしたが、急激に下落しました
2024年2月にはBTCのETF承認により仮想通貨市場全体が連動して上がりました
2024年11月にはトランプ大統領就任により仮想通貨全体が連動して上がりました
2024年12月と2025年3月にはWLFIがLINKを大量に購入しました
このようにLINKは基盤的な素晴らしい技術ですが、BTCの動きに左右されてしまっています
結論
LINKを買うなら、ETFや企業保有による価格下支えのあるETHのほうがいい
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