米国債

Finance

国の信用格付けが落ちると

アメリカの信用格付けがAAAからAAa?に下がりました

一時的に売り圧力が生じ米国債を手放す人が増えます

しかし、過去の事例(2011年の格下げ)を見ると、長期的に株式市場は基本的なファンダメンタルズ(企業収益、経済成長率、金融政策)に従って動く傾向があります

想定

購入時1ドル145円
10年後1ドル125円
年利回り4.5%
保有期間10年
元本10000ドル(145万円)

年4.5%の複利で10年運用すると

最終金額=$10000 x (1+0.045) ^ 10 = $15540

なので、$15540 x 125円 = 1942500円 となります

元本は145万なので差額は49.25万となり、34%の円建てリターンがあります

年平均の円ベース利回りは3%程度です

(つまり145万購入すると、毎年4.2万円程度利息?が得られます)

ドル高=米国債の金利増

2025年5月現在、米国債は金利4%となっており、銀行で円を預けておくよりも、米国債を買ったほうが利益を得られます

そうすると、円をドルに変えて、米国債を買う人が増えます

結果として、ドルの価値が高くなります

2024年時点で外貨預金をする人が2倍に

上記のような、銀行や証券会社のセールストークにのせられて、多くの人が円をドルに交換しています

米国債を買うべきなのか?

円安なので、たくさんの円を支払わないとドルに交換できません

これから円高になる可能性があるので、

「米国債を買って得られる金利」>「円安状態でドルに交換することによる損失(為替損失)」+「為替手数料」

であれば交換する価値があります

しかし、今後円高になって1ドル150円→120円になったら、為替損失は20%であり、3%の金利では為替損失を埋め合わせられません

基本的な米国国債の仕組み

3%の金利で5年満期の米国債を購入した場合、そのあとで金利が1%になったとしても毎年3%の利益を得ることができます。

今後、円安になるのか円高になるのか

この5年で円に価値は27%落ちています

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