4.量子コンピュータは量子もつれを利用する
量子もつれの利用
干渉している量子があった場合、一方が表なら、もう一方は必ず裏になります
両方とも表なら間違っています
量子コンピュータでは2^N個のパターンを同時に計算したあとで、量子もつれの性質に合致していないパターンを誤りとして消します
消し続けると高い確率で正解が現れます
そうすると√N回の操作で正解を高確率で見つけ出せます
間違える可能性があるなら並列処理の方が優秀では?
量子コンピュータのアルゴリズムでは間違える可能性があるため、必ず正解しないといけない場合は、CPUをN台用意して単純な並列処理をさせたほうが優秀です
しかし、リストの中に項目が900個あったとしましょう
この場合、CPUを900台用意しなければなりません(もしくはCPUを30個用意して30回操作しないといけません)
量子コンピュータなら、間違える可能性がありますが、CPU1台で√900 = 30回操作するだけでいいです
間違える可能性を考慮しても、圧倒的に計算処理が速いといえます
それでも間違える可能性があるならダメなのでは?
量子コンピュータは「外れるリスク」を以下のようにカバーします
・繰り返し実行:数回試せば正解率はほぼ100%に近づく
計算処理が圧倒的に早いため、繰り返し実行してもなお、従来のコンピュータより桁違いに速いです
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