車の移動データを取得する

CANデータ

CAN(Controller Area Network)は車内LANの通信国際規格(通信プロトコル)であり、 CANデータには、車両の位置情報や走行距離情報に加えて、ドアの開閉、通算平均燃費など、 車両に関する数多くのデータが含まれています。 多くの場合、CANデータは自動車メーカーから提供を受ける必要があるため、データを利用するのはとても難しいです。

CAN通信

・車両内部にあるたくさんのコンピュータが相互に通信してデータを送りあうシステムのこと ・CAN通信にはそれぞれIDが振り分けられていて、それを知らなければロギング(=ログをとること)できません

OBD2 / OBD-II

・車に搭載されているコネクタ規格のこと ・車のECUにつながっており、車のデータを取得して車両診断を行う目的で使われている ・車を販売する際はOBD2コネクタを搭載することが世界各国で義務付けられている

ELM327

・ELM社がつくったOBD2デバイス用のICチップ ・ELM327チップを搭載したOBD2デバイスをつかうことで、車のデータを取得できる

クルマのデータを取得する代替手段

デジタルタコメーター

運送事業者などの大型車両への装着が義務付けられています GPSによる位置情報、エンジン回転数の変化、ドア開閉などのデータを取得できます ドライブレコーダーにもこれらのデータを取得できるものがあります

GPSロガー

GPS情報の取得に特化したGPSロガーでは、GPSによる位置情報や速度、走行距離などのデータを取得できます シガーソケットやUSBに接続することで充電して使います。 スマホで移動データを取得するよりもGPSの精度が高いらしいです

位置情報の取得

・GPSによって1秒に1度、車両位置を取得します ・GPS位置情報は経度・緯度の形式で提供されるため、そのデータを地図上に配置することで移動の軌跡を知ることができます BACK