タクシー運転手の賃金制度

給与制度の種類

給与には

• 基本給のみ

• 基本給 + 歩合給

の2種類があります。

基本給（＝固定給）は個人の働きにかかわらず一定の給料をもらえるのに対して、歩合給は「1ヶ月の稼ぎの〇〇％を給与としてもらう」という仕組みです。

当社の給料制度

• 基本給40％＋加算給15％（税抜売上35万まで）

• 基本給40％＋加算給〇〇％（ゆるやかに上がる）（税抜売上35万~38.5万）

• 基本給40％＋加算給20％（税抜売上38.5万以上）

A　＝　通常労働時間×最低賃金　＋　残業代　＋　深夜代金　＋　公出等
B　＝　基本給　＋　加算給

AがBよりも多かった場合は差額を支払っています。

最低賃金以下の給料しか払っていない場合は、50万円以下の罰金が定められています。

累進歩合制度の廃止

税抜売上をX軸、運転手の給料割合をY軸としたグラフを書いた場合、

• 累進歩合給（ある税抜売上を起点に階段状に給料割合が上がる）

• 一般の歩合給（ある税抜売上を起点にゆるやかに給料割合が上がる）

のグラフがありますが、累進歩合給は長時間労働やスピード違反を誘発する恐れがあるため、禁止されています。

補足：保証給

歩合給制度を採用している会社は「保証給」というものを定めなくてはいけません。

1時間あたりの保証給　×　算定期間における通常の労働時間　＝　算定期間における通常の労働時間を満勤した場合に得られる賃金額　×　0．6

とされています。