S&Pの最適投資タイミング
PER(期待) = 株価 ÷ EPS(企業利益)

現在は PER(22倍) = 株価(6330)÷ EPS(280)となっており、割高であることがわかる
PERがいくつのときにS&P500を買うとその後10年間でリターンはいくらになるのか

PERが22倍だと、10年後の平均リターンは0%であり、投資タイミングとして適切ではない
PERが13~15倍で購入できれば、10年後に12%程度のリターンを期待できるため、そうなるまで待つのが投資戦略として妥当
シラーPER(=インフレ調整済みPER)と10年後のS&P500リターン

現在のシラーPERは35であり、やはり10年後のS&P500リターンは0%である
参考:過去のシラーPER

「S&P500は右肩上がりだからガチホしていればいい / インフレだから早めに買え」という幻想

たしかにS&P500は過去150年間の間、右肩上がりだが、過去には10~20年間低迷していた時期があった

しかし、買うタイミングによってはリターンに2倍の差が出るケースもある
底で買えば、2年遅れて買ったのにもかかわらず2倍のリターンが出るのである
つまり、「インフレだから早めに買う」のではなく、「不況が来るまで待つ」ことのほうがよっぽど重要である
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