WLD
特徴
・専用のハードウェアOrb(オーブ)を使い、虹彩(目の虹彩パターン)をスキャンしてWorld IDを発行
・目の虹彩を使うことで1人1アカウントしか持てないようにする
・銀行口座や身分証なしでも参加できる(新興国の人々は口座を持っていない人が多い)
・ETH上のレイヤー2で動く(ERC-20)
・総供給量は100億枚
Web3の問題点
DeFiやWeb3ゲームでは、銀行審査を通さずに口座を作ったり、アカウントをつくれる
その結果、BotやAIアカウントによる犯罪が起きた
犯罪を防ぐためには、「1アカウント=1人」の仕組みを作る必要がある
Worldコインシステムでは、アカウントを作成・ログインする際に、目の虹彩を使って本人確認を行うことで、「1アカウント=1人」の仕組みをブロックチェーン上に実現する
Worldコインのメリット
・不正投票やBotによる犯罪を防げる
・指紋だと唯一性を証明することが難しい為、虹彩のデータは決して被らないらしい
Worldコインのリスク
・パスワードは流出してもパスワード変更すればいい
・けど、虹彩は変更できないので生態認証情報が洩れたら大変なことになる
・運営側は「虹彩情報は保存せず暗号化されたハッシュ(一時データ)のみ保持する」と説明しているが、本当に一時データが削除されているのか疑念が残る
現状
・「人類全員が利用できるデジタル通貨 兼 不正防止通貨」を目指してSam Altmanが共同創設
・実験段階であり、お金をばら撒いて布教している段階らしい
歴史
・2023年7月24日に登録開始
・発展途上国(アルゼンチン、チリ、ケニア、インド等)を中心にOrbを設置し、登録者にWLDを配布
・2024年にケニアでは個人データ保護上の懸念で政府がWorldcoinの活動を一時停止
・2024年にEU(フランスやドイツ)のデータ保護局が調査開始し、配布や登録が制限
Worldcoinの無料配布
・WorldAppというアプリをダウンロードする
・Orbがある登録所まで足を運ぶ
・登録時間は数分で、終わると25Worldcoinがもらえる
・その後、毎週1ワールドコインが貰える(不労所得)
・これまで世界20か国で1400万人以上が登録済み(アプリのダウンロード数は3000万回以上)
・現在は1WLD=2ドル
参考動画
カラコンで虹彩を変化させられるのか
虹彩の色を変えられても、内部の凹凸や細かいパターンは変わらない
そのため、カラーコンタクトでOrb認証をだましたり、別人として登録することはできません
Worldコインの無料配布に行くべき?
絶対に行かないほうがいい
確かに毎月のインカムは魅力的だけど個人データと引き換え
しかも虹彩情報が洩れたら取り返しがつかない
知らない間に自分のデータが安値で買いたたかれているようなもの
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